ルーチェ・デッラ・ヴィーテ Luce della Vite
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歴史
ワインへの情熱と卓越した醸造技術から生まれたワイン
ルーチェ・デッラ・ヴィーテは、1995年に、ヴィットリオ・フレスコバルディとロバート・モンダヴィという、ワインへの情熱と、卓越したワイン醸造の技術を持った、20世紀を代表する二人のワイン醸造家によって創設されたワイナリーです。
ヴィットリオの息子、ランベルト・フレ スコバルディは、父とモンダヴィが持っていた高い志と成功への確信を引き継ぎ、これを、未来へと推進する栄誉を担っています。現在、このワイナリーは、マ ルケージ・フレスコバルディのホールディング・カンパニー、テヌータ・ディ・トスカーナの所有となっています。

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神から与えられた光 - ルーチェ
輝く太陽とそれを取り巻く12の炎を持つコロナ。
中央イタリアの都市を訪れる人々は、フレスコバルディ家が寄進した土地に建てられた、フィレンツェのサント・スピリート教会の祭壇を始めとする、歴史的な建物の柱や扉に、その太陽の紋章が刻まれているのを目にすることでしょう。
この太陽は、神から人類に与えられた光 を意味しています。ぬくもりを与え、生物を養い、ワインを構成する要素を創造する力。その光によって、モンタルチーノの恵み豊かな土地で、サンジョヴェー ゼとメルローというぶどうに力が満ち、ルーチェというワインが生み出されるのです。

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ルーチェ・デッラ・ヴィーテの歩み
1995年: マルケージ・フレスコバルディとロバート・モンダヴィの2つの家族の間で合意が成立し、相方が50%を出資し、ルーチェ・デッラ・ヴィーテを共同で設立することが決定しました。
1996年: モンタルチーノに、42haの敷地を持つ農園(テヌータ)を購入。4月14日のヴェローナでのガラ・ディナ-の際に、このプロジェクトに関するプレス発表が行われました。
1997年: 6月14日に、ルーチェ・デッラ・ヴィーテのファースト・ワイン、ルーチェ1993年の正式なお披露目がされました。
1998年: 4月にルチェンテを発売。この年、ヤコポ・ポリをパートナーとして、ルーチェ・グラッパを製造開始しました。
2001年: ルーチェ・デッラ・ヴィーテは、モンタルチーノに150haの敷地を持つカヴァリーノを買収しました。
2004年: 12月、アメリカのワイン・ジャイアント、コンステレーション・ブランズがロバート・モンダヴィ社を買収しました。
2005年: 2月28日、マルケージ・フレスコバルディは、ロバート・モンダヴィが所有していたルーチェ・デッラ・ヴィーテの株式を取得しました。
2006年: ルーチェ・デッラ・ヴィーテは、フレスコバルディ家の高級ワインブランドを運営するテヌータ・ディ・トスカーナの所有となり、マイケル・モンダヴィとSPIグループをパートナーに迎えました。これにより、2つの偉大なワイン・ファミリーが、再び協力して、マルケージ・フレスコバルディの元で、ルーチェ・デッラ・ヴィーテの輝かしい未来を築いていくこととなりました。
2007年: 10月20日、新しいワイン、ルーチェ・ブルネッロ2003年ヴィンテージのお披露目が行われました。
2008年: ルーチェ・ブルネロ2003年ヴィンテージが発売されました。
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ヴィットリオ・フレスコバルディ、社長
1928年、フィレンツェ生まれ。1953年に農業科学の学位を取得した後、家業に加わり、父の死後、社長として会社の指揮にあたってきました。
ワインの品質は全面的にぶどう畑の質にかかわっているという信念の元、自社所有の畑を全て近代的で健全な農法に転換しました。
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ランベルト・フレスコバルディ、副社長
1963年、フィレンツェ生まれ。カリフォルニア大学バークレー校で農業科学マネージメントとぶどう栽培の学位を取得し、1989年に家業に加わりました。
ランベルトは現在、この家族経営の会社の副社長であり、9 つのワイナリーを含むワイン部門及び農業部門を統括しています。ぶどう畑における様々な試験的ぶどう栽培に関するリサーチ・プロジェクトを行うことで、自 社畑のぶどうの品質は年々高まっており、ワイン醸造設備の策新と相まって、フレスコバルディ社のワインの品質は常に向上を続けています。
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栽培と醸造
モンタルチーノの特徴
海抜654メートルの美しい丘陵地の上に位置するモンタルチーノの村は、未だに中世からの魅力的な風貌を保っています。
この丘陵地の斜面は偉大なワインを生み出すぶどう畑とオリーブの茂みに覆われ、その一部はオルチャ渓谷の芸術・自然・文化公園に属しています。
この周辺の森にはホルム樫の木が多く、そのラテン名 が、モンタルチーノの名の起源となっていると言われています。
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モンタルチーノで最も標高の高い畑
ルーチェ・デッラ・ヴィーテは、モンタルチーノの南西にあるぶどう栽培地域にあり、その敷地面積192ヘクタールの内、30ヘクタールにぶどうが植えられています。
畑の一部は1977年に植えられ、その他は1997年に植えられたもので、植密度は1ヘクタール当たり、6,100本となっています。
標高は350~420メートルで、モンタルチーノで最も標高の高い場所の一つです。
畑の上部では、ガレストロと呼ばれる結晶片岩を含む砂質と石灰岩の混合した土壌が多く、水捌けの良い、養分の少ない土壌はサンジョヴェーゼ品種の栽培に理想的です。畑の下部では粘土質が多く、メルロー品種に適した土壌となっています。
この地方の特徴である、太陽がさんさんと降り注ぐ長い夏と、ルーチェの南向きの畑は、ぶどうがゆっくりと完熟することを可能にするとともに、ぶどうに驚くほどの凝縮度と力強さを与えます。
夜間は風が吹き、気温が下がるため、ブドウのアロマの複雑味が維持されます。

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外観は凝縮したルビー色。深い層の広がりを見せる魅惑的なアロマには、ブルーベリー、チェリー、プルーンの果実に続いて、グリーンペッパーやナツメグなど のスパイス、そして甘草やスターアニスの香りが加わります。ミントやアーモンドの爽やかな香りとともに、最後は甘いミルクチョコレートと杉の香りで締めく くられます。味わいは丸みがあり、濃密で滑らかなタンニンがしっかりしたアルコールにサポートされています。